おのれ○食堂
26日の日曜日は消防団の総会でした。で、その総会の後は壮行会ということで聞いてました。てっきりいつもの様に消防団倉庫の二階でやるんだと思ってたら…。
「○食堂へ行きます」
へ?なにそれ。あの食堂ってそんな宴会出来るとこあったん?
…解説しますと、○食堂は結構昔からやってる大衆食堂で、他に食い物屋がろくになかったため、トラックの運ちゃんなんかもよく利用して結構流行っておったのです、以前は。数年前に関西最大の道の駅が近くに出来まして、そっちはトラックは勿論バスも停まれるしマクドもあった(速攻撤退しやがりまして今はロッテリアが入っております)し、とんかつ和幸にイタ飯屋にラーメン屋その他諸々の食い物屋があり、すぐ近くの○食堂は現在非常に厳しい状況にあろう事が容易に予測されるのです。
で、○食堂。二階があるなんて知らなかったよー。上に上がります。鍋だそうです。野菜も肉もない。何の鍋なんだろう。鍋だけは既にコンロにかかっております。蓋を開けました。出し昆布が浮かんでおりました。
野菜が来ました。ネギ、白菜、豆腐、etc.。まあ普通に鍋ですな。薬味はネギと紅葉おろし。ポン酢でいただくようです。
肉が来ました。やたら脂身の少ない、赤身だらけの…牛肉。
食いました。
肉硬ェよ!?
「なにこの肉?っつかこれなに鍋?生まれて初めて食うわ、こんな鍋」
「やたら筋の多い肉やなあ」
「ビーフジャーキーに出来そうな肉やんな」
「あー、そんな感じやなあ」
硬くて容易く噛み切れない肉を、それでも噛み切りながらもふもふ。普通もっとマシな肉を出すだろう、店の真ん前に肉屋があるんだからちゃんとした肉を買って来い、とか呟きつつもふもふ。ああ硬ェ。顎の発育に良さそうです。お子様にぴったり!俺等全員三十路だがな。なんつーかこれが○食堂クオリティか。毎年壮行会をここでやってるらしいけど、毎年こんなんなんか…?
さて、大概食い切ったところにサービスでうどんが。もっとはよ出せと思いつつ、うどんをぶち込みながらふと気づきました。
「なあ、この肉って肉うどんに入ってるような肉やな?」
「ああ、細かく切ってあったらそんな感じやな」
謎はとけてすべた。
これは肉うどん鍋だったんだよ!?
なんだってー。