台風一過

昼からカラッと晴れて暑いぐらいになったので、車の窓を開けて走ってたらがさがさっという音と共に何かが飛び込んできた。また落ち葉でも入ってきたのか?と思いきや、動いて助手席側の窓のところに。
…赤トンボでした。
そうかもう秋やもんなあ、と思いつつも客先に着いてから逃がしてやろうと羽をつかめば。
えらい弱ってやがんの。

…ここ数年、トンボなんかまともに触った記憶がないから、トンボの寿命がどれくらいか全く覚えちゃおらん訳で、もしかしたら気が付かないうちにトンボの飛ぶ時期が過ぎてる?
気づかないうちに時は流れて時代は変わって行くのに、歳も取って行くのに、何も変われずにいる自分って何だろうなあ…と、思わず物思いに耽ってしまったりした、三十路突入直前の秋の午後でした。